安曇野に初登場の18歳の天才ピアニスト

アリス=紗良・オット



アリス=紗良・オット
アリス=紗良・オット(ピアノ) Alice Sara Ott
1988年ミュンヘン生まれ。4歳から本格的にピアノを学び、スタインウェイ国際、ケーテン・バッハ等数々の国際コンクールで第1位を獲得してきた。ヘラクレス・ザール(ミュンヘン)などドイツ国内はもとより、コンセルトヘボウ(アムステルダム)といった世界一流ホールでリサイタルを行なうほか、バイロイト等ヨーロッパの主要音楽祭にも出演。日本でのデビューは2004年に中村紘子の招きにより実現した。以来、浜離宮朝日ホールや兵庫県立芸術文化センターなどでリサイタルを行なっている。オーケストラとの共演も数多く、06年にはジンマン指揮トーンハレ管、井上道義指揮オーケストラ・アンサンブル金沢に客演して大成功を収めた。現在、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学に在籍し、カール=ハインツ・ケマリンク教授に師事している。
(写真:堀氏)



アリス=紗良・オット ピアノ・リサイタル

2007年8月19日(日)14:00


プログラム
モーツァルト
デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲 K.573
ベートーヴェン
:ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調 op.53「ワルトシュタイン」

シューマン
クララ・ヴィークの主題による10の即興曲
リスト
パガニーニ大練習曲(全6曲)
前評判どおりの18歳の天才ピアニストでした。モーツアルトの出だしの滑らかなタッチ、そして18歳とは思えない感性豊かな表現力、何といっても演奏している姿が、本当に見ているものの心を捉えて強烈な印象を受けました。
ベートーヴェンのワルトシュタインなどは本当に個性溢れる演奏で、正直いって、こんな演奏もあるんだなあと感心いたしました。リストのパガニーニの大練習曲集(全6曲)もラ・カンパネラを中心に素晴らしかったです。
持参されたCDも完売で、のちほど送付していただくようお願いしたくらいです。
次回も来ていただけることを約束として、指きりげんまんをしてくれました。本人も安曇野をすっかり気に入っていただいた様子、また、来ていただける予感を覚えた館長でした。


どうですかこの表現力!

なかなかのいい感じで演奏が進む

弾き終えたあとで・・・

初めての日本語でのトークは演奏以上に緊張したと

1階からの撮影

兵庫県の西宮からかけつけて

音楽にうるさい彼も演奏に感心してサインを

恒例になったステージ上での記念撮影で大勢の皆さんが残りました

演奏家トップへ戻る