ピアニストの宮谷理香さんのコーナー

2007年は私どものホールの開館7周年、その記念の年にフレッシュで爽やかさの溢れる宮谷理香さんにお越しいただきました。まだ、お会いしない立場ながら宮谷理香さんを「りかりん」とお話ししていて、初めてお電話いただいた時から、親しげに「りかりん」と呼ばせていただきました。嫌がることなく(?)関西人の馴れ馴れしい私の話に気軽に応じてくれた彼女の印象はその時から好感を持ったのは紛れもない事実です。そして、演奏日の当日にJRの穂高駅に出迎えた時に、その現実が花開きました。ああ、「りかりんだ」と初めて会ったと印象でなく、今までに何度となくお会いしているような感覚です。いつも、私が思うことですが、チラシを作ったりプロフィールを作成したりしたりしていると、すでにその時から演奏者とのふれ合いが始まっているのです。
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宮谷理香コーナー[


宮 谷 理 香
MIYATANI RIKA((写真:橋隅紀夫)
宮谷理香は、日本国内はもとより、ヨーロッパをはじめ各国に演奏の場を広げ、今後一層の活躍が期待されている、最も注目すべきピアニストのひとりである。71年金沢に生まれる。桐朋子供のための音楽教室、桐朋女子高等学校を経て、94年桐朋学園大学卒業 。95年第13回ショパン国際ピアノコンクールに第5位入賞し、一躍注目を集める。96年同大学研究科修了と同時に、東京サントリー大ホール、大阪いずみホールにてデビューリサイタル。本格的な演奏活動を始め、国内の主要オーケストラとも共演。第23回日本ショパン協会賞、第9回飛騨古川音楽大賞新人賞受賞。これまでに、パリ/サル・プレイエル(サル・ショパン)、ウィーン/グラフェネック城、ポーランド/ワルシャワ フィルハーモニーホール、ドゥシニキ国際ショパンフェスティヴァル 、チェコ/ノヴェ メスト、99年ショパン没後150年演奏会(ワルシャワ、ルブリン、チェンストホーヴァ、カトヴィツェ)02年国際交流基金の派遣による演奏会(ポーランド/ワルシャワ、クラコフ、スペイン/ヴェンドレル、バルセロナ、アランフェス、マドリッド)等ヨーロッパ各地にてリサイタル。中国/蘇州にて日中友好コンサート。01年、04年ライプツィヒ弦楽四重奏団と共演。04年 東京オペラシティの「B→C」シリーズでは、バッハから日本人現代作品までの幅広い可能性を示して優れた成果を挙げた。また、「知られざる作品を広める会」主催の、セイシャス(04年12月)、アレンスキー(06年2月)の記念演奏会に参加。次々と世界を拡げ、新たな領域にも意欲的に取り組んでいる。05年には日本ショパン協会主催ショパンコンクールの審査員を務めた。
現在、2010年のショパン生誕200年に向けた企画「宮谷理香と廻るショパンの旅」に取り組んでいるほか、紀尾井ホールでは2年毎にリサイタルを開催。各地でリサイタル、レクチャーコンサート、室内楽など幅広く着実な音楽活動を展開し、その自然で知性あふれる音楽性は高い評価を得ている。松岡貞子、アンジェイ・ヤシンスキイ、ピオトル・パレチニ、ハリーナ=チェルニー・ステファンスカ、園田高弘の各氏に師事。

宮谷理香ホームページ→ http://www.miyatani.jp/rika/


あづみ野コンサートホール開館7周年記念
宮谷理香ピアノ・リサイタル

2007年7月7日(日)19:00

プログラム
シューベルト/楽興の時 作品94  D.780 第3番 f-moll
即興曲   作品142 D.935 第3番 B-dur、第4番 f-moll
ドビュッシー/ゴリウォグのケークウォーク 〜子供の領分より 月の光 〜ベルガマスク組曲より 喜びの島
ショパン/バラード 第1番 作品23 バラード 第2番 作品38
バラード 第3番 作品47 バラード 第4番 作品52
プログラムはショパンのバラード4曲をメインにし、宮谷さんが当ホールのピアノがベーゼンドルファーということもあり、是非ともシューベルトの曲を弾いてみたいということから即興曲ほかを入れていただきました。偶然ではありましたが、NHKのBSで私もシューベルトの幻想曲、即興曲を聴いてところでもありました。機会があればどなたかにこの曲を弾いていただきたいとの願いが通じたのでしょうか、即興曲が組み入れておられ、何だかすごい因縁を感じました。演奏が巧みなトークと力強さと繊細さを思う存分に発揮されて、カメラ目線ながら目が点状態になりました。
満席のホール内にはべーゼン君が嬉しそうに思うままに操る演奏を楽しんでくれているようでした。小さなホールの良さともいえる「見る」「聞く」「響き」「ふれあい」の4つを充分に味わえた素晴らしいコンサートでした。

巧みなトークは先輩の多佳子ちゃんにも負けない・・・

二階のキャットウォークから見事なタッチを

なかなかのいい感じで演奏が進む

お色直しのあとの第2部の演奏に

、コンサートにご招待の平成7年7月7日誕生日の中村早織さんから、恒例のワイン贈呈されご機嫌な理香さん

恒例になったステージ上での記念撮影、笑顔も素敵な理香さん

コンサートの翌日 池田町の夢農場での撮影

またまた館長の役得のツーショット

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