長谷川陽子（チェロ）
9歳より井上頼豊氏のもとでチェロを始める。
桐朋女子高等学校音楽科在学中に、第54回日本音楽コンクール第2位入賞。
1988年、桐朋学園大学に入学し、G.シノーポリのソリスト・オーディションに合格し、デビューアルバム『珠玉のチェロ名曲集』がクラシック・ヒット・チャート第1位にランクされるなど注目を浴びる。
1989年、文化庁在外派遣研修員としてフィンランドのシベリウス・アカデミーに留学し、A.ノラス氏に師事。在学中よりアリオン賞、村松賞、霧島国際音楽賞、モービル奨励賞、新日鉄フレッシュ・アーティスト賞、ロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクール特別賞等を受賞する。日本のオーケストラをはじめ、フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団、ハンガリー放送交響楽団、ウィーン・コンツェルトフェライン室内管弦楽団、モスクワ交響楽団などとの共演や各地リサイタルなど幅広い活動を展開し、1995年に発表した5枚目のCD『コダーイ：無伴奏チェロ・ソナタ』が「文化庁芸術作品賞」「日本プロ音楽録音賞」を受賞するなど、ますます活躍の楽しみな、日本を代表するチェリストの一人である。