2004年1月元旦
岐路を迎えた
カウントダウン・ニューイヤーチャリティーコンサート
今回で4回目となるカウントダウンコンサートも約40名の参加のもとに盛会に迎えることが出来ましたことを,心から嬉しく思っています。
反面、今回のコンサートを終えて、多くの課題と何か寂莫とした感覚にとらわれました。
出演者が昨年にも増して素敵な演奏をする中、来館者が少ないことが残念でした。
地元の神社・仏閣等には人が溢れかえっている中、町行政に携わっている関係者、特にトップに立つ方たちが誰一人として来ないばかりか、出演者に対するねぎらいの言葉等もないことが本当に寂しさを通り越して、文化薫る穂高町の言葉がむなしく感じられました。
年末のあわただしい中とはいえ、開演時間も19時からと長時間のカウントダウンコンサートを出来るだけ時間帯を考慮し、最終的には初詣客の行き帰りにもこられるように時間を設定したにも関わらず来館者が減っている現状を分析してみたいと思います。
まず、昨年観光客の方がかなり来られたのが、今回は意外と少なかったこと、これは確実に穂高に来られる人が減っていると思われる。
これは、行政が観光等年末のイベント等を民間主体に任せて、他の市町村等ほどに熱心に力を入れていないことが、昨年度の穂高町を訪ねた方が2割ほど減少傾向にあったこと等が原因のひとつと考えられる。
町の美術館等も年末早くから閉館したり、年末からの旅行者、里帰りの方たちへの配慮もないままに、年末の年始の目玉となるような行事が何も行われない現状が行政の民間任せの姿勢として浮き彫りにしています。
本来は地元の人に来て欲しいと始めた企画が、この地域に取り入れられないこと等、都会とはやはり違うということも考えられる
また、年末のテレビ等が面白い番組(曙&ボブサップ戦など)があったこと等も、少なからず影響したと思われる。
コンサートの内容にも、もうひと工夫が必要かとも考えれ、カウントダウンコンサートを継続するかかは、じっくりと考える必要に迫られてきたと思う。
カウントダウンコンサートの出演者の募集から、リハーサル、本番とすべて、館長の私一人がやっても実行委員会の組織をつくり人集めに力を入れない限り、待っていても人は来ないということが分かった。
ともかく、来る人は少ないが継続しているということの大切さを考えると、簡単にやめてしまえばもっとむなしさを感じるに違いない。
ああ、完全に岐路を迎えたこのコンサートだが、なにか人が必ず来たいという内容の濃いものにしてみたいものだ。
なんだか、新年からぼやき気味な日記になってしまった。
でも、考えてみるとどんなイベントについても、いつかは壁にぶつかることを考えると当然のことと言える。
新年からいい勉強をさせていただいたと感謝をし、今年のカウントダウンコンサートを皆でもう一度反省会を開きたいと思う、元旦の館長日記でした。
コンサートし出演を頂いた方(飛び入りも含め)の模様をご覧下さい。
カウントダウンに寄せられたチャリティーの収益金は1月7日穂高町会福祉協議会に寄付いたしました。
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