2003年8月23日
第3回早春賦の里=ゾマー・コンツェルト
カッセルの風IN安曇野
今年の夏もカッセルから音楽の贈り物が、心地良い風に乗ってホールに届いた。
そう、今年で3回目を迎えるカッセルの風だ。
今回はチェロに山本祐之介さんと奥さんの小山京子さん(ピアノ)が加わり一段と華やかになった。
ヴァイオリン・ソロ、チェロ・ソロ、ピアノトリオ、ピアノソロと皆さんがそれぞれの持ち味を充分に発揮し、良いコンサートになった。
今年の新春のコンサート(1月3日当ホール)で、クライスラーの「中国の太鼓」を今回もきくことが出来た。
演奏は個人の性格が本当に良く現れるものだと、それぞれの味のある演奏に思わず聞き入ってしまった。
釜洞裕子さんのオペラも1部と2部に登場し、その澄んだ歌声と歌唱力、表現力のすべてが素晴らしく、多くのファンの心をとりこにした。
同じ人間として生まれながら、どうしてあんな声が出せるのだろうか。
天賦の才能と言ってしまえばそれまでだが、ここまでの道のりは決して天才とだけでは済まされない努力があってこそと思う。
熱唱を聴きながら、その表情にデジカメのシャッターを何回も撮る始末だった。
コンサート終了後、ホールで懇親のパーティーは約90名近い方が参加し、演奏者との触れ合いを一段と深めた。
来年もまた来ていただく期待を込めて、遅くまで話の輪がドンドンと広がった。
音楽が素晴らしいと言う実感を改めて感じると共に、早期に公務員を退職し未知の世界に第二の人生をスタートし地域に根ざし、こんなにも心豊かな生活が出来ることを感謝せねばならない。
このような素晴らしいコンサートと、多くの出会いが大きな明日へのエネルギーとして蓄えられる。
この、日記を書き始めたのも、ホールをオープンしたものの、それらしき記録も残さずコンサートの感想も、自分の日記に多少メモ程度に記録するだけで、コンサートの模様を少しでも検索された方に知ってい頂ければと考え、思い切った次第である。今後も出来るだけ数多く、コンサートに来られなかった皆さんに楽しんでいただける日記を継続してゆきたいと思う。(コンサートの模様を見て下さいね)
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