2003年11月3日
秋の文化祭
「作品展&無料コンサート」多くの人で賑わう


今年も昨年以上の作品も多彩で出来栄えも良く、中身の濃い展示品がホールに所狭しと並んだ。
とりわけ人気があったのは若手で本職のかたわら趣味で挑戦した「とんぼ玉」が好評で、市場の価格からかなりの廉価で販売をしていた関係から飛ぶように人気を博した。
珍しいものでは、今回が初登場の「レザークラフト」なかなかの出来栄えから作品がレザーで出来ているのかと思わせるような品数が揃っていた。本職のステンドグラスは流石というほかはない。

また、太陽の島の民族手芸「モラ」は色彩も鮮やかで見る人を思わず立ち止らせた。
モラはパナマ本土やサンプラス諸島のジャングルで住む先住民、クナ族の女性の民族衣装とテクニックを含めの呼び名だそうだ。
工法は原色の生地を重ねて切り抜き、逆アップリケの手法を動物や自然を描いた原始の香りのする生命力溢れたもである。モラのデザインが、太陽、月、やしの木、海、動物をモチーフにしたものが多いことから、何百年も前から作られているように思われがちだが、実際は100年余り前から始まったようだ。
また、ビーズアクセサリーも見事な出来栄えで、文化祭の常連の「人形の服屋」新創作陶芸、ふくろうの小物等、買い求めるお客さんも多かった。そのほか、新素材ランプシュートもホールの雰囲気を明るくしてくれた。材質は雪を押し固めた成形物にゼリー状ペースト(ゼラチンと燐酸カルシウムの混合物)を表面に塗布し低温乾燥させたエコリジーな作品である。カントリードール、花のしおり、手づくりいろいろと手狭な場所を上手く配置、なかなか好評であった。
 
 3日の午後3時からの「無料コンサート」は、オープニングの大正琴「アンサンブルハープ」に続いて、中南米楽器を民族衣装を看に着けてのケーナの演奏、オカリナ、アカペラ、そしてもっともお客さんに受けたのが、ウケレレバンドが馴染みの深い「コンドルは飛んで行く」日本抒情曲メドレー、日本童謡メドレー等の演奏で喝采を浴びて、アンコールの飛び出す人気ぶりであった。

 最後に本日のとりのシャンソンは、30分近くも押していたが気分を入れ替えて、「枯葉」「小雨降る径」「愛の賛歌」他を熱唱した。アンコールもあり最高に盛り上がった。
最後にハーモニカとウクレレによる「上を向いて歩こう」を皆さんで合唱し、約2時間にわたる無料コンサートに幕を閉じた。
出演者の皆さん大変お疲れ様でした。最後まで聴いていただいたお客様有難うございました。
反省点の多い面もあったが、実りの多いコンサートであったと思うし、また次回の文化祭につなげたい。
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