2004年8月22日
SKOの若手ヴァイオリニストがホールを見学に来てくれました
来年、サイトウキネンの期間中の出前コンサートが実現するかも
!!
8月15日にサイトウキネンのオープニングと並行するように、「お盆里帰り夏のコンサート」も終えてひと息ついたところに今年で13年間にわたるサイトウキネンの公演を、全て聴きにきている大阪の花井季彰君がやってきました。
9月13日のフィナーレまでの1ヶ月間こちらに滞在するとのことです。
彼は、ヴァイオリニストの田口美里さんのコンサートの企画を自ら主催をし、若き演奏家達のエールを送るとともに、和波たかよしさんのコンサート、加藤訓子さんのコンサートも主催するなど常識では考えられないSKFの熱烈なファンであります。
その彼が、今回若手というか中堅となるヴァオリニストの、島田真千子さんと遠藤香奈子さんをホールの見学に来てくれるお膳立てをしてくれました。

8月22日の午前、二人をブエナビスタまで出迎え正午過ぎにホールに到着いたしました。ホールの響きとピアノに少し触れられて、ホールを気に入っていただいたようでした。
お昼に穂高の山麓線にある、そば処「あさかわ時遊庵」で手打ちのお蕎麦の味を噛みしめるように、しっかりとお二人の食欲振りを拝見いたしました。島田さんはお酒もお好きらしくかなりいける口のようです。
ホールに戻る途中に早春賦歌碑前で記念撮影し、ホールに戻って来年のSKFの期間中、リハ等の時間の合間をみて「出前コンサート」のような企画を考えてくれませんかとお願いしました。お二人は快く他のメンバーにも声をかけて前向きに考えて見ましょうとの嬉しい言葉を頂戴しました。
そのほかには、ニューイヤーコンサートが出来れば良いねとの欲張ったお願いまでする始末です。
でも、実現すればどんなに地域の方達も喜んでいただけるかと思うと、なんだかぞくぞくします。

「念ずれば通ず」という言葉がありますが、何事においてもやりたいと思えばとにかく心から願うことです。駄目かもしれない、むずかしいかもしれない、そんな消極的マイナス思考では願い事は叶わないと思います。何事もプラス思考で相手に本当にやる気があるんだとの強い意志を見せないと駄目です。
ですから、来年はサイトウキネンの期間中必ず弦楽四重奏なるものを絶対開催いたします。メンバーはお二人にお任せし、サイトウキネンに出演する若手の演奏者からベテランまでホールに来ていただけることを願っています。


皆さんよくご存知のヴァイオリニストの和波さんのコンサートも、今年で第4回を迎えましたし、昨年は室内楽として。ピアノ五重奏を、ビオラの松見健太さん、ヴァイオリンの田島さん、チェロの林 詩乃さん、そしてピアノは和波さんの奥さんの土屋さんの五名で私どものホールしては本当に贅沢なコンサートでした。ホールは小さいながら演奏者とお客さんが心から触れ合いの出来る温かい心が通しあうコンサート作りを目指します。
そんな、決心をさせてくれましたお二人に御礼を申し上げたいと思います。お二人が将来一流の演奏者となることと来年のコンサートが実現するために、心の通うコンサートづくりに励みたいと思います。

花井君とお2人がホールの覚書に記帳してくれました
長谷川芳治