ホールがオープンして5年目に入り、男声カルテット ”ワンダーQ”も縁あって私どものホールでコンサートを始め、早くも第4回目のコンサートとなりました。
もともとは、リーダーの奥田正道さんが松本市へ単身赴任して来られたのが、そもそもの始まりでした。
こちらに赴任していらい安曇野がすっかり気に入り松本市内の男声のコーラスグループに入会し、人が大好きな性格からしておとなしくしている筈もありません。
私どものホールでお会いしたのも何が始まりかも記憶も定かでありません。福澤真理さんが団長の「クールビアの」合宿でホールをご利用していただいたのが始めかもしれません。
ワンダーQが有料でコンサートを始めたのも、私どものホールが最初かとも聞いています。コンサートも無料でやるのと、たとえ500円でも有料で行うとでは雲泥の差があるのでは思います。
それは、無料で聞いていただくコンサートだというと、来る方も小さな子連れとか真剣に聞いていただく環境に欠くことにもなりかねないし、一部にはマナーに欠いた方もおられることは確かです。
有料となると聞く側も、お金を払っているという真剣さが聞く姿勢に出て来ることは当然です。やる側もお金を頂いているという責任感とか、真剣さが違います。無料だと「やっぱりただだから、こんなもんかな」とか軽く見られがちです。
素人だから、お金をいただく価値が無いとかと言っているといつまでも進歩がありません。少なくとも有料でコンサートをして厳しいご批判、意見をいただくことも大切かもしれません。
幸いワンダーQは、メンバーの人柄が安曇野の皆さんに溶け込み、同世代の方々の熱い支援をいただいて、奥田さんを筆頭に安曇野にすっかりと溶け込んだのが根強い人気の秘訣かといえます。でも、忘れてはならないのは奥田さんの地道な努力があってこそと思います。その細かい心遣いは誰にも真似は出来ないといっても過言ではありません。
彼達の年齢と私達の年齢の差もほとんど無く、お互いの共感もあることは確かです。でもいつも定員以上にホールがいっぱいにすることは大変です。
彼達がいつまでコンサートを継続できるのか、私達が先にダウンしホールが継続できなくなるのが早いかは、神のみぞしるとしか言えません。でも、本当に音楽て良いですよね。こんな仕事につけたことをご支援をいただいた皆さんに心から感謝したいと思います。多くの人と音楽を通じて知り合えて本当に幸せです。定年まで公務員生活をしていたならばこんな満足感は一生味わえ無かったと思います。人に潤いを与える音楽に万歳、出会いに心から感謝いたします。
話が横道にずれますが、当日、医師で道化師のパッチ・アダムスさんの「ユーモアセッションIN塩尻」の一行がケアリングクラウンを県立こども病院で行ったあとホールに顔を出してくれました。そのメンバーの中にパッチ・アダムスの奥さんが加わっていました。ワンダーQのリハーサルにも耳を傾けて少ない時間を楽しんでいた様子でした。
さて、ワンダーQの来年のコンサートも8月の最終土曜日に決まりました。たとえ腰が曲がろうが声が出る限り多くの人に生きがいを提供し、音楽の素晴らしさを伝えてください。安曇野の多くのファンが支持しています。
本当に今年も楽しい音楽を有難うございました。トップにコンサートの模様の画像と「川の流れのように」を動画に取り込みましたので、お聞き下さいネ。
そして、来年もよろしくお願いいたします。
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