昨年、長峰山から徒歩でたまたま通りすがらに立ち寄ったのが縁で、3月に苫米地義久(サックス)と演奏仲間でピアニスト、作曲、そしてボーカルとして活躍中の石塚まみさんのコンサート「早春の安曇野に響くサックスの響き」が実現いたしました。
苫米地さんは私達と同年齢ということと、人間的に凄く同調できるキャラクターの持ち主であり、出演に対しての難しい条件等にもこだわらない方で、私達もいちばん集客に神経を使うことなく安心して、トリオジャズの楽しみ「ニューワールオ・ジャズコンサート」として新しいスタイルのコンサートを生坂村在住のドラマーの表 直志さんを加えてのメンバーで実現いたしました。コンサートの良し悪しは技術的なことから、その場の雰囲気が如何に来た方を楽しませてくれたかによって評価を二分することが出来ます。私達のような定員が100人のようなホールで演奏者とお客さんが、演奏が素晴らしい上に、何とも言えない和やかなムードとアット・ホームであることがいちばん喜ばれます。そのことに限って言いますと、今回のコンサートは本当に両面を兼ね備えたコンサートであったと言えると思います。
とにかく、今回が初めてのセッションということで、お互いの息がピッタリと合うだろうか、出過ぎた演奏をしないだろうかとした心配もあったでしょうが、さすがというか、年の功というか、苫米地さんの何とも言えない雰囲気が凄くほのぼのとした印象を与えたと思います。ピアノでボーカルの石塚まみさんも、ソロ・コンサートをはじめ多くのジョイントを経験していることで上手くリードをしてくれましたし、ドラムの表さんも二人の入りやすい雰囲気というか、二人の人間性から、普段でのコンサートでは余り見ることができないような、リラックスムードが凄く印象的でした。お客さんの反応もこのトリオの演奏から伝わる感動がとても気に入っていただいたらしく、次もこのトリオでお願いしますと帰り際に声をかけていただく等、初セッションににすれば大成功であったと思います。
当初、お客さんの入りをいちばん心配していたのですが、予想の数字より20名近く多く来ていただいたことが本当に嬉しかったです。会員さんを始め口コミで来ていただいた皆様に厚く御礼を申し上げます。いつものコンサートも同じですが、一人ひとりの皆様のご協力で草の根的な集客で、何とかコンサートが実現出来ますことを、改めて心から感謝を申し上げます。
今回の「ニューワールド・ジャズコンサート」、来年の早春にも3人の都合を尋ねた上で、また実現出来ればと願っております。決まり次第皆さんにお伝えいたしますので、その節はよろしくご支援のほどをお願い申しあげます。
最後に、出演をいただいた苫米地義久さんと、石塚まみさんからのお礼のメールが届いていますので、簡単にまとめてご披露いたします。
苫米地さんからは「とにかく安曇野が一段と身近になった感じで、大変嬉しいです。おかげさまで楽しいコンサートになりました。年のせいか頑張りすぎて少し疲れましたが?もっと磨きをかけねばと心しています。また、機会があれば出かけて行きたいです。よろしくお願いします」と、そして、石塚まみさんから、「あづみ野は、思い出一杯!表さんとも出会えて良かったです。また無理のない範囲で楽しいライブが展開できたら最高です」とのコメントです。
お二人が、安曇野をすっかり気に入っていただいて、前々日の松本市の中山の「喜源治」での楽しいコンサートを企画してくれた小林 瞳さんや、来ていただいたお客様、共演できた表さんとの出会いに感謝していました。次回は一段と息がピッタリと合ったコンサートにしたいとのことでした。
楽しい演奏会での画像、コンサートの模様をご覧になって雰囲気をお楽しみ下さい。当日来れなかった皆さんん次回は是非ともお越し下さいね。
最後までお付き合いをいただきありがとうございました。
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