2004年6月14日 第4回目を迎えて「和波たかよしヴァイオリンリサイタル」 素晴らしい演奏に皆さん感動いたしました |
サイトウキネン記念のメンバーとしてヨーロッパ公演を終えて帰国した和波さんのご夫妻が、6月としてはめずらしい梅雨の晴れ間の安曇野での素晴らしい演奏を皆さんが楽しんだ。 過去3回のコンサートはいつも満員の中で行われたのだが、今年はこの時期がいろんな行事と重なったのか集客に苦労して、会員さんを始め多くの方のご協力を頂き何とかホールをほぼ定員近い方々に来ていただくことが出来た。夫妻の温かみのある人間性を今回しみじみと感じると共に、客席からじっくりと、これまた始めて聴くことが出来た。 今まで以上にヴァイオリンの音色が心に深く刻み込まれた。今回の演奏が、アンケートをみても分かるようにどんなに素晴らしかったかがうかがえる。音楽に対していつも厳しい自己反省と、ひとつひとつのコンサートにおいて最高の演奏をしようとする気持ちが、今回特に感じることが出来た。 爆発的な人気とは言えないまでも根強いファンは多いことは確かだ。和波さんも私が集客に苦労していることを述べられるなど、気にしておられる様子がうかがえた。ステージにおいてもこのようなトークが入り緊張したコンサートの雰囲気がほんのりとした空気で漂い、本当に感動を伴う素敵なコンサートになった。安曇野が好きで、お客さんの反応も特に気に入っていただいて、来年も是非にとの手ごたえの声が多いことに少しほっとされた様子であったと思う。 さて、コンサートもブラームスのソナタ 第2番 イ長調に始まりイザイの無伴奏ヴァイオリンソナタ 第2番イ短調15分の休憩を入れてのあと、フランクの ソナタ イ長調クライスラーの小品集が演奏され、あとは皆さんの聞き覚えのある曲目を演奏されて、2時間にわたるコンサートも盛況に終えることが出来た。 今回、神奈川の座間市から来ていただいた佐野さんが、コンサートの成功を左右するくらい調律がいかに大切かを痛感させられというか、佐野さんの調律のレベルの高さをいつもつくずく感じる。2日間に及ぶ調律、本当にご苦労様でした。また、譜めくりにご協力いただいた遠藤さんも、一流の演奏家の方の初めての体験を誇りに思うと共に、いい勉強をさせていただいたことに感謝しておられた。 コンサート終了後の打ち上げも、家内の手づくり料理に皆さんご満悦でした。駐車場係りの山田さん、照明も兼ねていただいた小久保さん、放送係の瞳さん、受付の平倉さん、川上さん、皆さん本当にボランテァでご協力いただき心より感謝いたします。皆さんのお一人お一人のお力を頂いて運営できているこのホールに仕事を与ええ頂いたことに感謝いたいます。 懇親会の後でのホットニュース ピアニストの手塚雪江さんと歌の勉強中の久保直子さんがお互い気が合って、ホールでピアノを弾いたり、伴奏で歌ったりしている中で、6月22日お遊びの会として、夏至の翌日のコンサートを急遽やることになりました。 ホールの関係者、一般の方にも聴いていただけたら幸いです。 予断になりましたが、このような楽しい企画が今後どんどんと生まれることを願っています。 長谷川芳治 |