2004年8月15日
お盆里帰り夏のコンサート プロアマの演奏家が大集合
多くの方の大喝采を受け、大成功裡に終わりました |
昨年から、初の試みとして開催した「お盆里帰り夏のコンサート」は、昨年の反省を踏まえ出演者達の人集めのご協力と、お盆期間中ににも関わらず当日客の方も多く、ほぼ満席の中、終始和やで幅広いジャンルの演奏が大変好評で、お客さんの反応も上々でした。
昨年は、初めてのユニークな企画でしたので、当日はNHKテレビ、信濃毎日新聞、市民タイムス、と地元のマスコミも取材に駆けつけるなど出演者の緊張感もみられましたが、今年は取材等は一切無い中で伸び伸びとした演奏を聴くことが出来ました。
トップバッターに山本令子さんのマリンバの演奏に、東京から駆けつけてくれた筒井一貴さんのピアノ伴奏は、流れるようなステックのさばきと、軽やかなリズムと爽やか音色にお客さんたちも思わずうっとり、特に「竹田の子守唄による
マリンバとピアノのためのカプリス」はマリンバとピアノの演奏が絶妙なステックのさばきとピアノのタッチが最高でした。さすがプロの演奏の素晴らしさを感じさせられました。
ピアノお伴奏の筒井一貴さんは、古鍵盤楽器奏者でもあり、ピアノ伴奏についてはホールの関係者なら誰もが認める
伴奏万能の逸材で、ホールのイベントのあらゆるジャンルの伴奏を器用にこなす実力者で、ホールには欠かすことが出来ない存在であります。
彼は実力を認められて、10月2日(土)東京文化会館でクリストーフォリピアノ リサイタルを開催することが決まりました。関東方面の方、是非聴きに行ってあげて下さいネ。(コンサートの詳細は→こちら)
二番手で登場した、カンツォーネの片瀬真弓さんは終始落ち着いた表情で、経験を積んでの舞台慣れと風貌にも貫禄がついて、昨年から比較すると一段の進歩でした、選曲もぴったりでしたし低音の魅力に皆さんものめりこんだようでした。10月3日の「若林圭子シャンソンの夕べ」に前座に登場していただいて「ケ サラ」を二人で合唱する企画をしています。この日記を読まれた皆さん来てあげて下さいネ。
三番手は、若手のフルート奏者で主に長野市でのアンサンッブルノーヴア、長野フィルハーモニーに所属して各種の演奏活動をしている、フルートの坂本あゆみさんと同じくピアノの宮下静香さんの演奏は、今韓国ブームに拍車をかけている「冬のソナタの」の主題歌の「はじめから今まで」ほか皆さんおなじみの名曲「愛のあいさつ」「アルルに女」を爽やかなフルートの音色を響かせていただきました。
坂本さんは現在「コダマ音楽教室」の講師もされています。
第一部の最後に、ピアニストの青木資子さんのピアノソロをベーゼンドルファーの音色を最大限に導きだしてくれました。少し調律から時間が過ぎていたのが気がかりでしたが、でも素敵なピアノ演奏でした。
ショパンノ「ワルツ7番、シューベルトの「4つの即興曲より 3番」等、松本文化会館でリサイタルを行い益々演奏も充実しているようです。
15分の休憩の後に二部を開演しました。
さて、昨年から多くの方たちに好評で、夏の季節には出演の引っ張りだこの「フラ・ハワイアンズ」が登場し、フラダンスを交え、南国情緒たっぷりに「珊瑚礁の彼方」「アロハ オエ」「ブルー ハワイ」ほかを演奏、今にも踊りたい衝動に駆られるような和やかな場を提供してくれました。
来年は、マンネリにならないための案を既に考えておられ、研究熱心なリーダーの佐藤 要さんのコメントがありました
ラストは、マンドリンでは演奏技術は素晴らしく当ホールで録音したCDも好評で在庫も無くなったくらいです。
その収録のときの伴奏も青木資子さんのピアノでした。
先にギターの東俊行さんと「オルフlェの歌」『アントニオの歌」ギターとマンドリンの息もぴったりで、本格的な演奏を聴いたという感じがいたしました。
最後のマンドリンとピアノによる「ジプシー風奇想曲」作曲エンリコの曲は、さすがとりといった演奏で皆さんうっとりと
した表情で、一流の演奏技術の高さに余韻に浸っているようでした。
最後に、このような豪華なメンバーがほとんどがボランティア同様に出演をいただいたこと、ジャンルの豊富な素晴らしい演奏を低料金で開催できることは、出演者の皆さまの温かいご理解とご協力があってこそと、改めて感謝いたします。またコンサートに来ていただいた多くの皆様にも厚く御礼を申し上げます。
来年も、さらにグレードアップを目指し多くの皆さんに来ていただけるためのコンサートを考えたいと思います。
最後まで、いつもお付き合いを有難うございました。
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長谷川芳治 |
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