2005年3月31日
安曇野は映画・TVの撮影のメッカ きょうは水谷豊さんの撮影で近くに来ています
昨年は5回もの撮影が行なわれ、ベーゼンドルファーを女優さんが少し触れられました
今年も、早いもので3月もきょうで終わり、はて、外が何やら騒がしいと思いきや映画?TV映画?の撮影に水谷豊が来ているとか、近所のミーハーのおばさんたちが忙しそうに撮影現場を追いかけ移動しているからです。

先ほども近所のお寺に撮影を終え、お茶をしに来てくれたお客さんがロケ隊の車を追いかけ、早春賦歌碑で水谷豊と肩を組んで記念撮影をしてもらったとかで、大はしゃぎをしていました。ロケ現場ではピリピリした空気の撮影もあれば、こうした気さくにファンと一緒に写真を撮らせてくれる場合もあり、撮影隊と俳優さんの性格もあるようですね。これは、私どものホールにおいても写真を撮ること自体嫌がる演奏家もあり、性格的に神経がピリピリしている方のコンサートでは、主催する我々にとっても本当に緊張するものです。心地よい緊張感は有難いのですが、息の詰まるような空気はあまり嬉しくないですね。ということで、昨年はワサビ田を挟んだお家には真野あずさ、船越栄一郎、そしてそのあとも近所で、高橋英樹、次に西郷輝彦、また地井武男、高島礼子、「電池が切れるまで」では野際陽子、財前直美たちが訪れています。安曇野は原風景が今も残りロケのメッカとなっています。食べ歩きとかでもいろいろなお蕎麦屋、旅館も恩恵を受けています。残念ながら当ホールには、話が持ち込まれたことはありますが実現はしていません。

というのもサスペンスとか刑事ものが多いからです。ホール、ピアノを使った「安曇野音楽物語」とかというタイトルであれば可能かもしれませんね。撮影現場として安曇野が使われるということは、映画の背景として素晴らしい自然が欠かせないということでしょう。それだけ、ここ安曇野は魅力のある景観が存在しているということでしょう。その素敵な景観を損なうような建物が最近多くみられるようになり、これは観光客の皆さんにとって目障りなことであり、私達住民にとっても寂しいことでもあります。

こんなことを書けば非難されるかもしれませんが、看板規制をしていながら、年々かんれいしゃを使ったワサビ畑から、つまり露地栽培が減りつつあり、大きなハウスがどんどんと出来ていることです。旅すがらあれは何ですかと尋ねられると、何だか良い気持ちがしませんね。そして、太陽が照ったときに照り返せしで眼を開けていられないほど眩くて、ハウスもののワサビは辛さ、硬さにおいても質が落ちると聞いています。しかし、作る側の事情もあるでしょうが、自然にマッチした景観を守る「景観条例」と照らし合わせながら、対策を考えて欲しいと思います。安曇野の楽しみに訪れる方たちのためにも。ふと、思いついたとりとめのない文章でした。
長谷川芳治
あづみ野コンサートホールトップへ戻る