2005年4月9日
また、ツバメたちが今年も帰ってきてくれました。嬉しい反面また心配の種が増えました.裏のお宅の桜の木にトンビが巣をつくりましたが、2年連続で強風のため壊れましたが今年は大丈夫かな!!
今年も、5年続きでツバメ達が帰ってきてくれました。嬉しいじゃありませんか、本当に感動しています。
しかし、喜んでばかりいておられません。というのも、昨年のこの時期の日記を読んでいただいた方にはお気づきかもしれませんね。そうです、また「いたずら雀」たちがツバメ達の卵を蹴落とし(蹴ったと予想です『笑う』)、その巣を乗っ取ったのです。2度も卵を壊されて、私達のショックは燕夫婦以上に悲しんだものです。でも幸いにも、それにも負けず北側の風呂場の窓の上に(高さにして実に6m以上)巣を作り五羽の雛が元気に巣立ちました。

今年も孵(かえ)った雛たちなのか親燕なのか名札をつけていないので定かではありませんが、乗っ取られた雀の雛が孵った巣に喜んで出入りしています。ところが、予想していたとおり雀たちがあくまでも自分達が占有権から獲得した巣だと言わんばかりに、またゴミ等を巣の中に運び込んでいるではありませんか。せっかく燕夫婦の愛の結晶の卵を蹴落とされるのではないかと思うと、また胸が痛みます。どうしたらいいものか、どなたか雀たちが寄り付かない秘策を教えていただけると助かるのですが。まさか、案山子をその巣の前に置くわけにもいかないし、燕には可愛そうですが、自然の成り行きに任せたらいいのではないかと思う反面、私達の心は穏やかではありません。雀が巣に運んだゴミ等を根強く取り去り、雀達の諦めるのが先か私達との根競べと行きたいと考えています。たとえ、私達の思いが叶わなくてもツバメ達は分かってくれることでしょう。しかし、寝ないで巣の守をするわけにいかないし、今年も出来ることはしてあげたいと思うこの頃です。

次に、左の画像を見ていただきたいのですが、これは穂高川の堤沿いにあるお家の桜の木にトンビたちが作った巣です。今回は立派な巣を作りこれから子作りに頑張るためのスイートホームと言えましょう。このトンビたちの巣も、昨年一昨年と予想外の強風のために無残に壊れ、その残骸の木片等が下に落ちている哀れな姿をみて、今年も私が今入力しているパソコンルームから、大きく風に揺れている桜の木を見ながら案じています。

今年も4月に入り今書いている強風で揺れる桜の木を見ながら、「何とか耐えてくれよ」と祈っています。幸いにも2年続きのご難からの教訓を生かし、復習効果の表れでしょうか見事に耐え抜きました。そして、そのお祝いをするかのように桜の花がちらほらと咲き始めました。自然と動物達のこのような力強くも素晴らしい光景が見れる環境の中で生活できる喜びを、改めて感謝しています。新年の霧氷といい、朝焼けのアルプスの雄大な光景を目の当たりに出来る幸せを、この近辺に住んでいる方たちは当たり前のように見過ごしているのでしょうね。
トンビの巣にはなかなか親鳥が姿を見せません。(でも、頭が見えているんですよ。拡大してみて下さい卵をじっと抱いているのでしょうか?)このトンビの雛が孵るころ桜も散り若葉が茂り、この巣も見えなくなり天敵からも守るための自衛本能は凄いですね。

ツバメ達と、トンビの経過報告は定期的にすることとして、きょうはこの辺でキーボードから離れることとします。
長谷川芳治
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