2005年7月20日
 8月5日開催の「黄昏時のタンゴ」の出演のトリオの皆さんと、NHK長野放送局「みんなのズタジオプラザN」に出演しました。放送終了後の視聴者の反応が楽しみです。その後、馬曲温泉の露天風呂に浸り、夜は映画鑑賞会と終日楽しんでまいりました。 でも、楽しい一日のラストは暗転、ホールのパソコンのハード(CPU)がぶっ壊れ、その対応に悪戦苦闘いたしました。
7月20日、NHK長野放送局から出演の依頼を受けていた、8月5日の「黄昏時のタンゴコンサート」に出演するトリオの皆さんが、快く引き受けていただき、その収録と生放送に関係者としてホールの仲間の皆さんと7時にホールに集合し、さあ、長野市のNHK長野放送局へ一路向かいました。きょうは、本当に涼しくて心地よい気候で助かります。5月にを教えていただいた近道ですが、途中で間違えながらも、予定よりかなり早い時間にスタジオに入ることが出来ました。すっかり馴染みになったアナウンサーの方に出演者控え室に案内され、東京から新幹線で駆けつけた、ピアノの西川幾子さん、バンドネオンの啼鵬さん、ヴァイオリンの相川麻里子さんとのい対面です。西川さんを除いては初対面であり挨拶を交わし、早速の衣装替えをしリハーサルに始まりです。さすがというか皆さんは、カメラの前であろうが緊張感はほとんどなくて、演奏も堂々としておられ本当にたいしたものだと感心をしました。

これほどの演奏が出来れば大丈夫という確信をしましたし、放送終了後、電話での問い合わせがどれくらい入るか楽しみでもありました。「ラ・クンパルシータ」「エル・チョクロ」を3回ほどリハを行い、いよいよ本番に入りました。ヴァイオリンとバンドネオンの心地よい響きを感じながら、これなら私たちのホールでは素晴らしいコンサートになると、思わず心に感ずるものがありました。アナウンサーとの対談のコーナーでは、「どうして東京の3人の皆さんがが安曇野で演奏することになったのか」、ということから入りました。西川さんがハキハキと答える中で、タンゴ演奏で欠かすことが出来ないバンドネオンの説明も入り、ラストは出演者の3人さんに交じり、ポスターを手にしながら、コンサートの日時を一言触れ、フィナーレでした。


放送終了後はトリオの皆さんと別れを告げ、私たちはどこへ行こうかとの相談を車中で話し合い、どんどんと車は北方面に向かいます。中野市を経由し、須坂市と早く決めないと栄村に行っちゃうよと言いながら、野沢温泉はさすがに遠すぎるよと言いながらも、木島平村にある馬曲(まぐせ)温泉に浸ることになりました。男女それぞれに別れ「望郷の湯」に浸り「ああ、天国」と叫びたくなりました。冬になると雄大なアルプスを眺めながらの、本当に最高の露天風呂となるそうです。1時間ばかり露天風呂からの眺めを堪能しながら、風呂上り後の牛乳たっぷりなアイスクリームで満足感をさらにいただきました。

帰り際に大蓮で有名な曹洞宗の稲泉禅寺に立ち寄り満開の大蓮をバックに写真を撮り木島平村を後にしました。いったんホールに戻り、やはりタンゴの放送後電話が殺到したのは紛れもない事実であることと、関心の高さを証明した演奏であっとことが何よりも嬉しいことでした。

そして、松本市のMウィングで行われる、故萩元晴彦映像作品による「人間・小澤征爾の世界」に駆けつけました。萩元さんの上映作品「オザワ・セイジの赤とんぼ」1972年作品と「小澤征爾のシャコンヌ・音楽のこころ」1977年作品を若かりし小澤征爾さんのきびきびした姿に感動し、山本直純さんとの二人の解説がとても分かりやすかったでした。斉藤秀雄さんがオーケストラ用に編曲した、バッハのシャコンを演奏をうなずきながら楽しみました。最後に萩元さんの追悼演奏会に今井信子さんのシャコンヌの演奏、そして小澤征爾さんの弔辞と言うのでしょうか、生前の懐かしい思い、そして萩元さんの人間性を涙ながら遺影に語りかける姿は、私も3回ほどの面識しかありまでせんが、人間としての萩元さんえお少ししか垣間見ませんでしたが、その映像から流れるテロップの文面が読みながら、凄い人だったのだなと改めて萩元さんの偉大さを知ることが出来ました。今もご生存されていたら、私ももっと教わる機会があったのにと、本当に早すぎた死を惜しむことで、なにかこみ上げるものがありました。

きょうは、まる1日充実した楽しい時間をいただいたことを感謝いたします。と、気持ちよく眠りに入りたいところでしたが、最後に大変な落とし穴が待ち構えていることに直面するとは思いませんでした。本日のタンゴの演奏を聞いた方たちからのメールの点検、館長日記を書こうと思いきや、なんと言うjことでしょう、パソコンがおかしい!遅い時間でしたが、パソコンスクールの先生に電話しお聞きしたところ、それはCPUが壊れているんじゃないと言われました。そして、近所にお住まいの技術者の方に電話をして、本当に就寝時間にもかかわらずホールまで来ていただきました。CPUを点検したところ、私にはとても理解できないことですが、パソコンの過熱を防ぐための、ヒートシンクを止めているピンが外れて、ハードディスクにあたるなどしてショートしたのではないかとのことでした。こんなことはあまり考えられないことらしいとのことです、壊れてしまったのは事実ですので、早速、明日にでも修理に出すことにしました。楽しかっ1日がとんだ幕切れになりました。パソコンのハードはいつ壊れるか分からないので、いざというときの備えは必ずしておくべきだとの教訓を教えていただきました。幸いにもある程度のバックアップはしていましたので、最小の被害に収まりそうです。この結末は、後日書きたいと思います。

馬曲温泉に関する情報を知りたい方は
こちら→http://www.asahi-net.or.jp/~ue3t-cb/spa/maguse/maguse.htm
長谷川芳治

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