2005年8月14日
「2005お盆里帰り夏のコンサート」当初の予想を超える人たちに楽しんでいただけました。1985年の日航機御巣鷹山墜落事故の被災者の御霊に捧げるため「見上げてごらん夜の星を」を最後に出演者、お客様と合唱いたしました。
今年の夏は、ホールにもコンサートが結構入りマスコミ各紙に掲載をたびたびお願いしていたために、今回の「お盆里帰り夏のコンサート」の掲載については、地域の演奏仲間が出演するにもかかわらず、大きく掲載されることの無いために、出演者の方達のご無理なお願いをしていた少しのチケットしか目処も立たず、当日の入りを心配していましたが、駅前の観光案内所、レンタサイクルのオーナーさんたちにポスター、チラシを配布した成果の甲斐があり、観光客の皆さん、地域の皆さんと当日に時間が取れた予想外の会員の皆さんに来ていただき、ホール内は、ほぼ満員のお客さんで賑わいました。

前日入りしたピアノの筒井一貴さんとリハーサルに、フルートの坂本あゆみさん、ソプラノの赤沢有紀さん、そしてマリンバの山本令子さん達が、13日夜に念入りにピアノのとの音合わせを行い当日に備えました。当日も午後いちばんからリハーサルを出演者全員が終えて、16時開演にどれくらいの当日客の方が来てくれるか、期待半分、不安が半分の正直な気持ちでした。さあ、開場の時間が近づいてきました。出足はまずまずで、多くは期待していなかった会員さんたちが10名近く、観光客の方がそこそこと旅館からの問い合わせで、音楽好きな方が数名、そのほか予想外の方達を含め40名方達でホールはほぼ満員になりました。これを分析をしますと、信濃毎日新聞の7月12日のステージ控え室に山本令子さんが掲載、同日「人間紀行」に私が大きく掲載していただいたこと等、結果的には効果があったと思います。マスコミ各紙に改めて感謝いたしたいと思います。


さて、コンサートですが第一部はフルートとソプラノ、ピアノが入り、ヘンデルの9つのドイツアリアより「私の魂は目を開いて聴く」、バッハのマタイ受難曲よりアリアNr.49、シューベルトの「君知るや、レモンの花咲く国を」歌曲を、そしてフルート演奏はビゼー=F.ボルヌのカルメン幻想曲を演奏、この後マンドリンの演奏で、K.ヴェルキ ソナチネハ長調、モーツアルトのソナタと少し重たい気持ちが気持ちもありましたが、熱心に耳を傾けて聞いていただきました。15分間の休憩後は、第一部とはがらり雰囲気が変わり、山本令子さんのマリンバと言う楽器の分かり易い説明と、お客様にステージに上がっていただき、山本令子さんと一緒に演奏するコーナーもあり、演奏曲も比較的馴染みのあるものを選んでいただいたこともあり、会場は盛り上がりました。ヨハンシュトラウスのトリッチ・トラッチ・ボルカ、サン=サーンスの白鳥、ファリャの火祭りの踊り、特にラストの「山寺の和尚さん」は客席から曲のラストに木魚のあと、鉦を鳴らしていただくシーンは空振りもあり、ホール内に一斉のに笑い声が会場の雰囲気を盛り上げていただきました。ラストに登場しましたフラ・ハワイアンズの面々は、佐藤 要さんをリーダーとするハワイアンバンドです。今回は「真珠貝のうた」「南国の夜」「ブルーハワイ」「アロハ オエ」にマリンバが入り佐藤さん曰く、「世界広し言えどこれは初お目見えの企画」とのこと。確かにマリンバの音色がハワイアンバンドに上手くミックスされて、充分にお客様を楽しませてくれました。

最後に1985年に起きた日航機御巣鷹山墜落事故の被災者の御霊に捧げるため、「見上げてごらん夜の星を」を演奏者が全員ステージに上がり、大合唱したしました。「お盆里帰り夏のコンサート」は不評で入場が少ない場合、正直言いまして今回を最後にと考えていましたが、毎年、お盆に観光に来られた方達が楽しみにしておられること、そしてこれだけ喜んでいただけ、地域の演奏仲間の皆様もご協力いただいてりるのに、私の独断で中止にしてしまうことが
来ていただいた皆様の、「来年も来ていただけますか」の呼びかけに多くの方の温かい拍手をいただくと、やはり来年もお盆のころの催しと言えば、「お盆里帰り夏のコンサート」の名前が出るよう、さらに楽しい企画を皆さんと考えて参りたいと思い来年も開催することを皆様の前で宣言いたしました。

今回のコンサートの画像を添付したしましたが、この日記を読まれた方で、出演者の皆様の演奏を希望される方がおられましたら、あづみ野コンサートホール事務局まで、ご連絡をいただきましたら出演の手配をさせていただきますので、是非ご連絡下さい。、
長谷川芳治
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