10月1日に近隣五町村が合併をし人口96000人のあまりの安曇野市が誕生いたしました。そして、つい先日の10月15日に告示があり、選挙戦へ突入いたしました。
市長候補が4名、元穂高町長、豊科町長、そして安曇野に新風を吹き込みたいと会社役員、そして農業関係の計4名が、それぞれのマニフェストを掲げ、しきりに選挙カーに乗り込んで主張を熱心に繰り広げられています。私も元町長のお2人に面識もあり、ある程度の人柄なりを少しは存じている関係上、どちらに一票を投じるかは思案しているところです。「安曇野市」をこれからどう発展させてていくか、観光資源としての安曇野の豊かな自然と景観を維持し、安曇野ブランドしての産業の向上と芸術と文化豊かな安曇野の未来を托せる候補が誰が相応しいかは、選択に苦慮するところです。選挙広報には、四候補の主張が出されていますが、この人と選択できる素晴らしい主張は特に感じられない以上、どの候補の人間性を信じるか選挙前の広報は参考にしつつ残る明日、明後日に自分が信頼できる方い清き一票を投じたいと思います。ここ何日かに「○○候補にお願いします」と電話が知り合いを通してかかっていますが、いずれも候補者と付き合い上、利害関係者もあり選択の参考にはしつつも、候補者の人柄を大切に初代市長としての、難問をこれから山として抱える諸課題を乗り切れる体力と気力のある、若いエネルギィーが必要かもしれません。もちろん、高齢だからだめと否定する訳でなく、高齢でも気力と体力が感じられる方であれば問題はないのですが。
そして、いちばん大切なのは新庁舎等の箱もの作りに関するものですが、新庁舎については当分は分庁方式をとりつつ、新庁舎は時間をかけて検討すると主張さています。しかし、合併特例債を出来るだけ有効利用し建設を唱えられている方もあり、特例債はあくまで借金であることを踏まえて、有効利用をまず必要な施設関係から手がけて欲しいと思います。これからは、安曇野市としての大きな視野で最低必要なもの、高齢者、児童のための施設とづくりの充実、安心して住めるための医療施設のさらなる整備、旧5町村をつなげる交通網、高齢者の方等のための循環バス路線の開設、安曇野の自然豊かな田園風景と湧水郡を含む風土の維持保全問題の解決(美しい河川の整備含む)、原風景の残る地域に電線地中化のモデルゾーンの実施、電力問題では風車による風力発電と自然のエネルギーの補給、太陽熱を利用しての環境問題の整備、文化面においては、音楽ホールについては隣市の松本市に対抗しての大ホールを庁舎問題と平行して、いづれは議論されるであろうが、建設前に慎重に議論をされたいと思う、何故なら大きなコンサートには必要な文化財団等が必要だし、無用の長物とならないように願いたい。どの問題にしても、大きな予算が伴うしその建設を巡り談合等が行なわれないという保証もない、今は生き延びるために公共施設の建設を願う建設業者が多いであろうし、地域の活性化にある程度必要最低限の後押しも必要かもしれない。いづれにせよ、初代市長が素晴らしい全国に誇れる安曇野市作りに邁進していただける方を、今夜一晩広報等を見極めてあすの投票に臨みたい。
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