庶民的な親しみが人気のトマさんこと


苫米地義久(サクソフォン)コーナー

トマコーナーの開設について
苫米地さんとは、本当にひょんな縁からホールに来ていただくことになりました。2003年5月のとある日、トマさんが長峰山からホールの前の道を歩いていて、喫茶の看板を見て「あれ あづみ野コンサートホール!」と思ったのでしょう。お茶を飲みながら2000年6月に公務員を早期退職して素人の私達が始めたことを、家内が話をしたそうです。あいにく、私は不在のためその時のことは詳しくは分かりませんが、おおよそはそういう内容の話しだそうです。そして、トマさん東京へ帰った後に全国を自分の足で歩いて音楽紀行としてのCDをリリースしていることを知りました。その中から「安曇野」のタイトルの頂戴したCDは、鳥の鳴声、せせらぎの音も入っていて、本当にのどかな安曇野の風情を上手に作曲しているのに感動いたしました。コンサートを共に活動しているピアニストの石塚まみさんも「私も安曇野に行きたい」とのことから、2004年3月に始めての二人のコンサートが実現いたしました。その年の9月にも。松本市の「喜源治」でコンサートのあと、穂高では「ライオンズクラブ」の記念パーティーでの演奏、そして地元で活躍されているドラム奏者の表 直志さんとのジョイントリサイタルが実現いたしました。そして、翌年の2005年3月の予定していたコンサートを前に、癌を発病し放射線治療、抗がん剤治療を余儀なくされました。闘病生活を続けること、およそ1年の歳月を経て体力にも自信がついて、今回リフレッシュを兼ねて安曇野に来ていただくことになりました。そのお祝いを兼ねてのコンサートが実現いたしました。



白神山地にて(撮影:渡辺進氏
1944年東京生まれ。ビクタースタジオエンジニアを経て、ジャズなどのライブ活動を続けつつ、'90年頃より環境映像音楽や、「音楽紀行シリーズ」「Photonシリーズ」などの、自然派音楽の創作に取り組む。日本全国を旅しながら作るアルバム「音楽紀行シリーズ」は新作「山中湖」を加え現在15タイトル発売中。演奏活動では「人が元気に優しくなる」を願って音楽活動を続ける。東京都ヘブンアーティスト(大道芸)の資格を持ち、街角でのソロ活動も展開している。山中湖平野の音楽合宿施設「サウンド・ビレッジ」役員。 長年、会社勤務の身であったが、今は与えられた時間、エネルギー、能力、のすべてを音楽に捧げる!・・の心境。

お帰りトマさん
アルプスに届け 苫米地義久サクソフォンコンサー
2006年3月5日(日)16:30開演
今回のコンサートもトマさんの復帰を祝い、親しいメンバーを中止に企画したコンサートでもあり、多くの入りを期待はしていなかったのですが、当日お越しいただいた25名も入り、ほぼ満席近くの入りになりました。出演の皆様も大変喜んでいただくことが出来ましたことは、トマさんの素敵なサクソフォンの音色を奏でる魅力と人柄のおかげということでしょう。本当にバライティー富んだ素晴らしいコンサートになりました。
プログラム
安曇野の朝・月の光のセレナーデ・月のある街
〜スタンダード〜
・Emily・いそしぎ・Miles Tone・One note samba
〜ポップス&リクエスト〜
・Yesterday・Stand by me・さくら
〜まみ オリジナル曲〜
・メロディ・Juli's coming


終始なごやかな雰囲気でのコンサート
 トマさんコーナー【2】へ
トマさんコーナー【3】へ
トマさんと乗鞍高原へ
トマさんコーナー【4】
トマさんコーナー【5】
トマさんコーナー【6】
トマさんコーナー【7】
 トマさんコーナートップへ

演奏家トップへ戻る