久元祐子(ピアニスト)

【第2回】 安曇野がうんと身近になりました。

ホールの仲間の皆さんとの触れ合いがますます深まりました

身近になるまでの経過・・・・それは、まず追っかけから始まりました
久元祐子さんと、こんなに親しくさせて頂くようになったのは、一体何だったのだろうか。私の日記から紐解いてみたいと思う。人の出会いとは不思議なもので、思って叶うものでもないし、見えない赤い糸に操られるが如く自然とこうなったといえよう。ホールの二回目のコンサート前に、久元さんのコンサート(2003年5月9日東京文化会館)に行く機会があり、コンサート終了後に私どものホールの欠かせる事が出来ない筒井一貴さんも交え、帰りの急行アルプス号の発車時間まで、コンサート打ち上げというか、一杯飲みを韓国料理屋へ筒井さんの案内で行うことになり、お酒も入り話も弾んだことを覚えている。メンバーにホールの会員さんも二人加わり楽しい時間もあっという間に過ぎ去り、急行電車にあわただしく飛び乗って帰途につきました。コンサートの疲れたあとで一杯のみにお付き合いをいただける演奏家なんてあまりいないと思う。とにかく心が温かい、これが彼女の好きなところだし、長いお付き合いが出来たら嬉しいと思うきっかけでもある。2回目が、これもまた同じメンバーで、(左の写真)11月20日(水)19:00 三鷹市芸術文化センター 風のホール(HEARTS ENSEMBLE ORCHESTRA)でのハーツ室内合奏団とのコンチェルトで出演の彼女の追っかけでした。何だか貫禄もついてきてすごく頼もしさを感じました。指揮者の大澤さんも久元さんに対して心配りをされているようで、聴いている私達も何とも言えないほのかな温かさを感じました。当日のプログラム下記のように久元さんが得意とするモーツァルトとの協奏曲でした。演奏が終了したあと楽屋を訪ね、記念撮影をし車で行きましたので、別れを惜しみ、また私どものホールでの演奏を楽しみに再会を誓いながら帰路に着いたものでした。これからあとまたコンサートの実現が面白い方向で実現することになるのです。
 
指揮とお話 大澤 健一  ピアノ:久元 祐子
モーツァルト:クラヴィーア協奏曲 第1番 ヘ長調 KV37
モーツァルト:クラヴィーア協奏曲 第9番 変ホ長調 KV271
モーツァルト:交響曲 第40番 ト短調 K550

2003年2月16日 ひょんなことから実現した真冬のコンサート

2003カウントダウン・ニューイヤーチャリティーコンサートに、筒井一貴さんが12月28日から来てくれました。
12月31日の21:00から開演したコンサートは元旦の2時頃まで、日本でいちばん長いカウントダウンコンサートではないかと自負しています(余り自慢のすべきものではないかもしれませんね)そのコンサートが終了し、1月3日にはホルンの水野信行さん、ヴァイオリンの砂原亜紀さん(お二人はドイツのバンベルク交響楽団のメンバーでもあり)ピアノの松岡美絵さんのメンバーでのニューイヤーコンサートもありました。コンサートの終了を待っていたかのように、雪が激しく降りしきり何センチくらい積もったでしょうか、その日に帰る予定のバスが大きく延着することになり、帰りを翌日の変更し、それから久元さんに電話しようかとの話になり、2月はホールも暇だから何かやりませんかと声をかけたところ、快く引き受けていただき、筒井さんとの連弾も含め「真冬のコンサート」を開催することになりました。
何がきっかけでコンサートになるか分からないのが個人のホールの良さでもあります。私が判断知れば即OKとなるからです
このコンサートのあとで、次のコンサートの企画をホールのスタッフの皆さんと話し合い、ベートーヴェンのワルトシュタインが聴きたいと私を始め、皆さんの意見がまとまり、その曲を中心にしてプログラムを考えることになりました。この続きは次回にさせていただきます。何せこの短期間に久元さんと一緒の時間が結構あり、滞在期間中にも楽しいことがいっぱいありますので画像も入れながら皆さんに楽しんでいただきたいと思います


2月11日(祝日)16:00 「久元祐子&筒井一貴ジョイントコンサート」
ピアノとお話:久元 祐子 クラヴィコード:筒井一貴
モーツァルト:アンダンテと変奏 ト長調 KV501 (ピアノ連弾)
モーツァルト:ピアノソナタ イ短調 KV310
ヴィートールス:ラトビア民謡の主題による10の変奏曲
ハイドン:ピアノ・ソナタ ト長調 Hob.]Y−23 (クラヴィコード)
フィッシャー:組曲集「音楽のパルナソス山」から 第6曲 "Euterpe"
シューベルト:ロンド ニ長調 D.608(ピアノ連弾)月11日のコンサートのプログラム
当日の二人の楽しいコンサートの模様

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