ピアニスト 久元祐子さん
       ようこそ 「私の第2のふるさと安曇野」コーナーへ

久元祐子さんとの出会い
2002年3月に、当ホールの音響設計に携わって頂いた永田 穂先生のご推薦によりホールにお越し頂きました。それ以降、年にソロ・コンサートとデュオ・コンサートの2回にわたり、安曇野に来ていただくようになり、親しくお付き合いを頂いています。
久元さんは知性豊かさの中に、思いやりと温かい心を兼ね備えた方で、コンサートに来ていただいた人々の心をとらえてしまうという、素晴らしい魅力の持ち主であります。
そんな、素敵なピアニストの久元祐子さんの安曇野での素顔をご紹介したいと思います。多くの著書の出版を始め、全国各地でのコンサート活動、エッセイを書くなど、CDの収録、公開講座等でご活躍中です。
今回、ホームページの中に素敵な演奏家達のサイトを設けることにしましたのは、お一人でも多くの方に音楽に親しんで頂くため、そして、音楽が脳の活性化と免疫力を高める大きな役割を果たしていることを踏まえて、演奏家達のトップバッターに久元さんをご紹介をいたしたいと思います。音楽を心おきなく楽しんでいただくことが、私達のホールの与えられた運命と役割であることを忘れずに、これからも安曇野の名物ホールとして、一流の演奏家達と親しげに楽しめる憩いの場として、多くの皆さんが集える「輪づくり」に励みたいと考えています。その輪の中に、本当に素晴らしい別の意味で「和」が生まれることを願っています。久元祐子さんがホールの仲間と親しくお付き合いが出来ていることは心強い限りです。これからも逐次、久元祐子情報を提供して参りたいと思います。

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【プロフィール】
久元祐子ホームページhttp://www.asahi-net.or.jp/~ch5y-hsmt/ から抜粋
Yuko Hisamoto久元 祐子 (ひさもと ゆうこ) Pianist
東京芸術大学音楽学部器楽科(ピアノ専攻)を経て、同大学大学院修士課程を修了。東京では、東京文化会館、サントリーホール、カザルスホール、浜離宮朝日ホール、音楽の友ホール、多摩パルテノンなどで、また全国各地でリサイタルを開催。札幌交響楽団、テレマン室内管弦楽団、神戸室内合奏団などのオーケストラと協演。また、NHK.FMリサイタル、NHKラジオ深夜便などの放送番組にも出演。
海外においては、サンクトペテルブルク、ラトビア共和国リガなどにおいてリサイタルを開催するほか、リガにおいてラトビア国立交響楽団とモーツァルトのピアノ協奏曲を協演。
リサイタル批評
また、音楽を多面的にとらえることをめざし、レクチャーをまじえたレクチャー・リサイタルにとりくみ、朝日新聞天声人語でも紹介される。

私の音楽活動
1997年秋から翌年の春まで、毎日21世紀賞(特選)の副賞として、ハワイのJAIMS研究所に留学し、ホノルル交響楽団事務局にも在籍しながら、比較文化論、芸術プロデュース論などを修め、成績優秀賞を得て卒業。
セレモアコンサートホール武蔵野顧問。日本ラトヴィア音楽協会理事。

ピアノを始めたのは3歳の頃。幼少より、太田みはる、仲田かよ子、大塚成子の各氏に、また在学中は当時芸大教授の松浦豊明氏に師事。その後、演奏を東京芸術大学教授・植田克己、ピアニストのイエルク・デームス、アゴナーシュ・ジョルジュの各氏に、アナリーゼを作曲家・間宮芳生、中村初穂の両氏のもとで学ぶ。
CD
久元祐子《リスト:巡礼の年 第2年「イタリア」 (2004/10/22 Bishop Records) 2500円
Mozart :Piano Concerto (2003/5/25 LA FORTE) 2000円
ノスタルジア・懐かしい風景 (2003/5/25 ライヴノーツ) 1800円
とっておきのクラシック Cinema (2003/3/26 ワーナーミュージック・ジャパン) 1000円
久元祐子《テレーゼ・ワルトシュタイン》 (2000/11/28 ALM records ) 2500円
久元祐子《ショパン・リサイタル》 (1999/9/30 ALM records (ALCD9016) 2500円
CD批評から
《久元 祐子「テレーゼ」「ワルトシュタイン」》(2000.11)コジマ録音

「演奏もちょっとしたフレーズの意味付け、和音の響かせ方にも確かな視点を示し、しっとりとした味わいに富む。名盤ひしめく中、久元なりの個性を刻むことに成功したのは、ひとえに知性の勝利だ」(日経新聞)
「精妙なタッチがすべて聞こえてくる。和音の出し方も傑出しており、どこからどう考えても、最高のベートーヴェン演奏だ。絶対に聴いてもらいたいディスク」(グラモフォン)
「ただ無邪気に楽器をかき鳴らす音楽家たちとは確かにひと味違った、省察の深さが感じ取れる」「技巧の誇示にはけっして走らず、音楽にこもる本質を、優しく着実に紡いでゆく、といった趣ですこぶる好感が持てる」
(レコード芸術)
《久元 祐子・ショパンリサイタル》(1999.9)コジマ録音

「楽想ひとつひとつの語り口の巧みさにも出ており、聴く人を引きつける。」(音楽の友)
「"音楽表現"として高い完成度を持っている」「ショパンの音楽の様式、そして弾かれているそれぞれの曲のメッセージを見事に”書かれた楽譜”の枠内で消化した演奏」「演秦家としてのいわゆる自己顕示的な姿勢はなく、好感が持てるし、なによりも将来に向かっての大きな期待を抱かせる。もしこんなものがあれば「ショパン記念年新人賞」をさしあげたい」(レコード芸術」)
 著書・論文・エッセイなど

(著書)
「モーツァルト・18世紀ミュージシャンの青春」(知玄舎)2004年
「モーツァルトはどう弾いたか」(丸善出版)2000年
「モーツァルトのクラヴィーア音楽探訪 」(音楽之友社)1998年

・「世紀末の音楽風景 」(ムジカノーウ゛ァ)1996年
(論文)

「現代は夢の病理とどう向き合うのか」(毎日21世紀賞受賞)1995年
「音と音楽から都市を考える」(毎日21世紀賞受賞)1994年
・「新しい音楽都市像を求めて」(名古屋文化振興賞)1993年」

ほかに、「作曲家研究シリーズ」を、「Our Music」(PTNA) に連載中。

(エッセイ)
・「エチュードについて」(「ショパン」2003.3)
・「激変のラトヴィアで再演奏」(週刊・「世界と日本」2002.11) ほか


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